河野 大樹

工学部電子情報工学科卒業(2012年3月)
現職)グローバル半導体製造装置企業にてエンジニアとして勤務

 

 
                              語学留学先の先生方との写真

 

現職について

現在、半導体製造装置を収めている会社に勤務しています。製造自体はアメリカやシンガポールになり、その装置をお客様の各工場に収めています。普段はお客様の工場で、装置の新しい技術のご提案や安定稼働サポートをしています。世界最先端の技術を扱っており、私の担当している装置は0.000001mmの世界になるため、データを基に考えられる過程を理論的に提案していくといった仕事をしています。現在は以前扱っていた装置から、また新しい装置を担当することになりました。分からないことも多いですが、最先端の技術に常に触れることができる醍醐味を実感しながら働いています。

 

現職に役立っている在学中の留学体験

私は入学当初から長期留学に興味がありましたので、そのためにはどうしたら良いかを情報を集め計画を立てました。学校のサポートを頂き、語学研修までに英語をある程度身に着けてから、長期留学の試験に望むという計画を立てました。長期留学をするに当たっていくつか問題がありましたので、それらを計画的にこなしていく経験は貴重であったと、今振り返って思います。この目標にむかって計画を立てるという経験は、今でも仕事に活かされており、業務計画は6ヶ月先の計画に向かって今日できることやっていく事は、常に求められています。また本社は海外になりますので、メール、マニュアル、資料作成は基本英語になります。今では週一回はアメリカと電話会議がありますので、英語での疎通が必要となります。そういった点では、英語にあまり抵抗を感じませんでした。(ただし、専門用語は日々勉強になります。)その他にも社内で新しい技術のアイデアを募集することがあるのですが、英文で書類の提出が求められます。その際にも留学中に何回も論文を書いた経験が現在、生かされています。

 

在学生へのメッセージ

入学した当時はどんな仕事に就くのか、全く予想ができませんでした。しかし、今の私の仕事から過去を振り返って見ると、在学中に経験した事が線で繋がっているよう感じています。未来の事など考えても分かりません。今のご自分自身が興味を持っている事に対して、精一杯取り組んでいくと何か見えてくる物があるのではないでしょうか。その一つとして、私は在学時に”英語”というツールを身につけ、多様な人達との出会いから学ぶ事をお勧めします。比較的自由な時間を持てる学生であれば、英語の勉強をし、海外にも行きやすいので、その分沢山の経験を得ることができるのは学生の特権だと思います。もし、今悩んでいるようでしたら、挑戦してみた方が良いですよ。挑戦せずに後悔するより、挑戦して後悔したほうが何倍も成長できると思います。

 

<在学中に参加した留学プログラム>

  • 語学プログラム(2年次)
    ※現在、米国派遣は中止となり、フィリピン・セブ島のINTER、GATE、ニュージーランドのFLEXプログラムへの学生派遣を展開しています。
  • 長期学生派遣プログラム(3年次休学にて留学)
    ※現在、米国派遣は中止し、タイ、オーストラリア、中国協定校への学生派遣を行ってい ます。