韓国・プサン(2025年4月)

海外へ留学している本学の学生が現地よりお届けする「留学レポート」。
現在韓国へ留学中の井上なつさん(工学部3年)のレポートをお届けします。


2025年3月、私は韓国・釜山での留学生活をスタートさせた。ホテルから大学まではタクシーで移動し、これから始まる新しい生活への期待と不安が入り混じり、複雑な気持ちだった。初めての海外での長期滞在ということもあり、不安もあったが、元々韓国旅行によく行っていた私は、韓国での生活が楽しみだという気持ちが大きかった。
大学に到着すると、早速入寮やその他の手続きのため、国際部の部屋に向かった。手続きは韓国語か英語で行われたが、事前に韓国語を勉強していたおかげで、大きなトラブルもなくスムーズに進めることができた。英語があまり得意ではない私にとって、韓国語を少しでも話せることは大きな安心材料だった。
その後、寮に移動し、書類を書いたりルームキーを受け取ったりした。ルームキーをもらって部屋に入ると、寝具が足りなかったため、買い物に出かけることにした。慶星大学は釜慶大学と同じ最寄り駅にあり、周辺は学生街としてとても便利なエリアだ。飲食店やカフェ、ショッピングモールなどが充実しており、生活に必要なものはすぐに手に入る。布団を買って部屋に戻り、夜にはルームメイトと初対面した。彼女は日本人で、同じ九州出身で年齢も近かったため、初日から自然と会話が弾み、すぐに打ち解けることができた。異国の地で母国語で安心して話せる相手がいることは、本当に心強いと感じた。
2日目にはルームメイトと一緒に買い物に出かけ、掃除道具や生活必需品を買い揃えた。寮のすぐ近くには、階段を降りたところにおしゃれなカフェやご飯屋さんが多く、最近はそれらを巡るのが楽しみの一つになっている

3月4日からは本格的に授業が始まった。語学堂と学部での授業が始まり、午前は語学堂で韓国語を学び、週に2回、午後に英語での学部の授業を履修している。語学堂では4級のクラスに所属することになった。どちらの授業でもさまざまな国から集まった学生たちと学ぶため、とても刺激的で、自分とは異なる文化や価値観に触れる貴重な時間となっている。特に印象に残っているのは、5カ国語を話せるインド出身の友人との出会いだ。彼女の語学力には圧倒されると同時に、「自分ももっと頑張ろう」という強いモチベーションをもらった。

語学堂初日の様子
語学堂初日の様子

 

また、慶星大学には「トウミ制度」があり、韓国人学生と留学生がペアを組み、交流する制度がある。学校の施設や周辺のお店を案内してくれたり、食事を共にしたりする中で、私のバディも日本語を勉強していたことから、言語交換をしながら交流を深めている。初日には韓国語の小説をプレゼントしてくれるなど、その温かい気遣いに感動した。この留学生活は、ただの学びの場ではなく、人とのつながりを大切にできる貴重な時間であることを実感している。また、授業や課題でわからないことがあった際には、バディが勉強を手伝ってくれたり、難しい表現や専門的な内容をわかりやすく説明してもらい、心強く感じている。こうしたサポートを通じて、現地での生活への不安が少しずつ解消されている。さらに、釜山博物館を訪れ、茶道の体験もした。こうした文化体験を通じて、韓国と日本の文化の違いや共通点を感じることができ、学びの幅が広がった。異国での生活は、言語や文化の違いを学びながら、さまざまな新しい経験を積む貴重な時間であり、それが私にとって非常に充実したものとなっている。

こうしているうちに4月中旬には中間考査も無事に終わり、少しずつ韓国での生活リズムにも慣れてきた。また、語学力を客観的に確認するため、3月22日にはTOPIK IIを受験した。結果は無事に4級に合格。これは自信につながったと同時に、新たな目標もできた。後期からは語学堂には通わない予定のため、今後は自主学習をしっかりと続け、最終的にはTOPIK 6級の合格を目指したいと思っている。
韓国に来てからまだ2ヶ月余りだが、毎日が新鮮で刺激的で、時間が経つのが本当にあっという間だ。私が「留学したい」と言ったときに反対せず、むしろ背中を押してくれた父母のおかげで、こうして異国の地で新たな経験を重ね、語学や文化を学ぶことができている。このことに心から感謝しながら、これからも一日一日を大切にしながら、語学力だけでなく、人としても成長できるような留学生活を送っていきたい。