アメリカ・サンノゼ(2023年3月)

海外へ留学している本学の学生が毎月現地よりお届けする「留学レポート」。
現在アメリカに留学中の田中力君(情報工学部3年)のレポートをお届けします。


日本では新学期で新しい生活が始まり、新入生の皆さんはまだ慣れない大学生生活に戸惑いながらも、新しく色んなことに挑戦したいと思っている方も多いと思います。そこで、今回は留学することの魅力についてお話していこうかと思います。

まず留学する最大のメリットは海外でしかできないことがたくさんあるということです。
英語は勿論、自分自身の専門分野について深く学ぶこともできます。私はサンノゼ大学の語学学校に留学をしていますが、この大学では多くのIT分野を自主的に学ぶことができます。実際に、私はComputer Scienceに所属する先生方のオフィスアワー(学生のために確保している質疑応答の時間)に研究室のドアをノックし、先生から直接多くの学びを得ています。勿論日本にいても専門分野を学ぶことは出来ますが、文献や論文を読んで学ぶことよりも先生との対話を通じて様々な視点から物事を考えることができます。

また、留学では学ぶだけではなく、各国の友人と繋がりを持ち、多文化理解を深めることができます。友人達との交流を通じて常に英語でコミュニケーションをしているので、座学だけではなく海外の友人を作り毎週どこか遊びに行くことも良いです。

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そして、留学は起業に興味がある方におすすめしたいです。私が通うサンノゼ州立大学には「Idea Lab」という、面白いアイデアを共有するためのオープンフォーラムがあります。たとえば、地理情報科学・システム、リモートセンシング、都市・地域計画、地理学、地図学、環境モデリング、地理的人工知能など、さまざまな分野からアイデアが投稿されます。このフォーラムでは、それぞれの分野における理論、技術または地理数学的な枠組み、アプリケーションを共有する機会を提供するコミュニティを形成しています。先日、私の友人はここで新しい形のSNSや人を運搬するドローンのプレゼンテーションを行いました。私もこのIdea Labによく参加しており、才能ある未来の起業家達から沢山の刺激とエネルギーを受け取っています。

もちろん留学がすべてではありませんが、海外には自分を向上させてくれる機会がたくさんあります。そして、自ら行動しそのチャンスを逃さずにつかみ取ることができる可能性が留学にはあると私は考えています。

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