カナダ・バンクーバー(2023年2月)

海外へ留学している本学の学生が毎月現地よりお届けする「留学レポート」。
現在カナダに留学中の矢野颯太郎君(社会環境学部4年)より、カナダからのレポートをお届けします。


今回はVancouverで出会った台湾の親友とWhitehorseにオーロラを観に行きました。
僕は一生に一度はオーロラを観てみたいと子供の頃から思っていました。VancouverからWhitehorseは飛行機で2時間です。時差は1時間です。
現在、北米で最大のオーロラ鑑賞都市であるWhitehorseは、かつてゴールドラッシュで栄えており、1896年から数年の間ゴールドブームでした。最近ではまた新たにゴールドが見つかっており、国は好景気だそうです。
White horse市内は南北に2キロ、東西に1キロほどの小さな町で徒歩で十分回れる大きさです。

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オーロラを観測するための条件は3つあります。オーロラベルトの近くに位置してること、雲がなく天気が良いこと、灯りが少なく暗いことです。
オーロラが発生するエリアは「オーロラベルト」と言われ、緯度60から70度の範囲にわたって帯状に広がっています。カナダはオーロラベルトの真下に位置しているため、高確率でオーロラを観賞することができる世界でも数少ない国です。カナダ以外では、北極圏のアラスカ、北欧のノルウェー、デンマークなどが有名です。オーロラが観賞できる時間帯は夜中のため日中よりもさらに気温が下がり、マイナス20度前後のなかで待機する必要があります。ヒートテックや手袋など、十分な防寒対策が必須です。私はヒートテックの上にスウェットを着て、その上からパーカーを着て、その更に上からダウンジャケットを着て、過ごしていました。

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市内から車で30分ほどの場所にある「ユーコン野生動物保護区」は、北極に生息する10種類の野生動物を実際に目の前で観察することが出来ます。車で回りながらの観察でしたが、土地は広大で、1周するのに徒歩でも最低2〜3時間は必要だと言っていました。日本の動物園に比べて、種類が少なくバイソン、ヘラジカ、オオヤマネコ、北極キツネなど日本では見ることのない動物の姿はとても美しいものでした。 

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現地の人の話で、Whitehorseの人々はこのバイソンを食べるという話を聞いて驚きました。一度は絶滅危惧種になっていたバイソンですが、国がバイソンを救うために平原を作り、今では人々のバイソンの狩りが許されるほどに増えているそうです。バイソンを食べることはなかったのですが、日本ではバイソンを食べること機会は無いと思うので、興味がある人は食べてみて下さい。牛肉に似ているそうです!

私の友達は3日間滞在して、オーロラを見ることができなかったと言っていたので不安でしたが、無事にこの目でオーロラを見ることができて本当に良かったです。オーロラを見た時の感動は、写真では到底お伝えできません。是非hitehorseに訪れてみて下さい!

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