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留学レポート(5月)

2022年5月25日

現在海外へ留学している本学の学生が毎月現地よりお届けする「留学レポート」。
現在カナダに留学中の矢野颯太郎君(社会環境学部4年)より、カナダからのレポートをお届けします。


今月はカナダの生活について話していきます。まず私は現在、フィリピン人の家族4人(父、母、4歳、1歳)が住んでいる家にホームステイをしています。私の他に韓国人の留学生を1人受け入れており、6人での共同生活をしています。また、学校は週に5日、授業は08:30~13:00のみです。

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一日のタイムテーブル
07:00~08:00    起床、身支度、朝食
08:00~08:30    通学
08:30~11:10    授業
11:10~11:40    昼休憩
11:40~13:00    授業
13:00~18:00    フリータイム
18:00~19:00    夕食
19:00~24:00    フリータイム
24:00              就寝

起床から通学の時間帯
授業が始まる1時間30分前には起床し、1時間は身支度、30分は通学時間です。朝食はコーンフレークやパン等を自分で準備します。朝が早いため、ホストマザーは起きていないのに加えて、朝は慌ただしくハウスメイトとは「Good morning!」と朝の挨拶を交わす程度です。身支度が整ったら、「Sky Train」という全線無人運転の電車を使って学校に向かいます。交通機関内では、日本とは異なり、見知らぬ人が「おはよう、今日もいい天気だね!」と陽気に話しかけてくれます。また、電車の中では会話をする人がいるので、リスニング練習だと思って彼らの会話を盗み聞きしています。

Sky Trainの地図
Sky Trainの地図

 

語学学校での授業時間
学校の授業は基本的に1クラスに先生1人に対して、生徒が15人程度です。グループに分かれ、先生が出したテーマについて留学生同士で話し合います。生徒の国籍は様々ですが、ネイティブの先生は少ないため、本場のカナディアンイングリッシュを学校で聞く機会は少ないです。しかし、授業では、基本的な文法や発音や読解など、多角的な面から英語に触れました。私が通っていた学校は日本人が7割を占めていて、あちらこちらで日本語が飛び交っています。もちろん、日本人同士でも授業中は英語ですが、休み時間や授業後は日本語を使用している日本人は多いです。授業後は自由時間ですが、友達と遊びに行ったり、図書館に行って勉強したり、ジムに行ったりと人それぞれです。上記で紹介した通り、日本人が多い環境なので、自主的に英語に触れる機会を作らないと自分に甘え、なかなか日本人コミュニティーから抜け出せません。語学学校選びをする時は、日本人学生がどの程度在籍しているのか、しっかり調べた方が良いと思います。

授業終了後のフリータイム
授業終了後のフリータイムは、クラスメイトの出身国のレストランに行ったり、ビーチに夕焼けを見に行ったり、素敵な観光地など地元の情報をゲットしたりと、英語に触れる機会を積極的に作っています。

帰宅後~夕食タイム
帰宅後は、夕食です。夕食は毎回、ファミリー6人そろって食べ、お互いその日にあった出来事を報告し合います。会話の中で、文法や発音の間違いを見つけたらホストマザーがすぐに直してくれます。夕食後の皿洗いは自主的にハウスメイトと私でやっています。洗い物をしながら、休日の予定を聞いたり、一緒に遊びに行く計画を立てたりと会話を楽しんでいます。お風呂に入ってからは、一時間程度のんびりしたら、自分の部屋に行き、課題に取り組みます。分からないところがあればホストマザーや友達に質問します。

カナダでの3カ月間のまとめ
カナダで過ごした3カ月間は、日本人が多い学校を選んでしまったこともあり英語よりも日本語を話していた時間が長くなってしまったのが実情です。ただ、ホームステイをしていたので、家では常に英語を使用していたので、スピーキングとリスニング力は鍛えらました。カナダを含めた欧米圏の留学の場合、語学学校に拘束される時間も短く、反面自由な時間が多いため、ほとんどの時間の自由時間をどう使うかは自分次第です。自分で積極的に英語環境を作る努力をしないといけません。黙っていても自然と英語環境になる保証はありません。語学学校には日本人留学生も多くいますし、片言の英語だけ使えれば生活して行くこと自体は成立してしまいます。より英語力を伸ばすためには、英語環境に身を置く強い意識が重要だと感じます。

 

  2022年5月25日 09:00:00
タグ:留学